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代表あいさつ

現在、社会問題として少年犯罪が深刻な自体を招いていると共に、教育の荒廃が叫ばれており、文部科学省の指導要領には今迄以上に「書写教育」が重要な課題として取り上げられております。

 「書」はまた、日本文化の源流にあるものです。如何なる民族にあっても、言葉無くして固有の歴史の創出は無く、文化を形成する概念は存在しません。言葉を表すものが文字であり、文字を伝えるものが書でありましょう。そして私達日本人は書によって、文字に対する独特の美意識を育んできました。

 49年間、書を通じ子供たちの人間形成と豊かな情操を養う事を目標に掲げて参りました。書が明日を目指す少年少女に与える影響の決して少なくない事を信じ、これからも不断の努力を注いでいきたいと存じます。

 また、一般の方には生涯学習の一貫として、楽しみながら学習して頂きたいと思っております。

 

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